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避難訓練のイメトレ(1月16日)
避難訓練のイメージトレーニングとして、次の2部構成で取り組みました。
(1)5アカウントアクションクイズ
(2)フィーチャーアクションクイズそもそも、1・17にあわせて避難訓練を計画しました。
しかし、避難訓練をすると、どこか他人事で形式的に終わってしまうことを危惧。
もちろん、避難訓練は動きを確認する意味や、
いざというときに、自然と体が動くように練習しておくものです。
なので、段階を踏んで取り組むこととしました。
イメトレは2段階の最初の段階としました。(1)5アカウントアクションクイズ
発災時の身の安全を確保するために取るべき行動を、
5を数える間に行動で示すクイズ形式で取り組みました。地震が起きたら、「机などの頑丈なものの下に隠れる」というのは誰もが知る鉄則ですね。
だからといって、すぐそばにそんなものがなかったらどうするか・・・。例えば、みんなで卓球台のまわりにいたとします。
10人全員は卓球台の下に隠れることはできません。
実際に一部の子たちがしたのは、
姿勢を低くして、近くに置いてある非常持ち出し袋を頭にかざした!例えば、ソファで横になっているときはどうします?
毛布やクッションを頭にかざしたり、
あるお子さんはソファとフロアを仕切るパーティションを
机の天板とソファに渡してその下に隠れました。玄関近くにいたとします。
玄関扉を開けて、誘導灯や掛け時計などの落下してくる可能性が少ないところで、
ダンゴムシのポーズを取るように言いました。実際に災害に見舞われたら、
おそらく、状況を確認する間もなく、そのときその場で最適な方法で、
身の安全を確保しなければなりません。
そのためには、1年に1~2回でいいから、
いろんな想定(生活場面)を想定して考えておくことが大切なんだと伝えました。(2)フィーチャーアクションクイズ
こちらは、フィーチャー、つまり未来のために、
今、アクションする(行動する)クイズとして実施しました。具体的に次の3つの場面を想定して、
最も安全で安心できる避難場所を、
PCを使って、
2グループに分かれて調べてもらいました。想定1.Ball-Dayにいるときに、
マグニチュード6.9、震度6強の地震が発生した。
揺れはおさまったが、施設内はものが散乱している。想定2.大雨のなかの送迎途中に✕✕(店名)付近を走っているとき、
福田川が今にも氾濫しそうという情報が入ってきた。想定3.友達とハーバーランドのumieに遊びに来ている。
地震もあったが、大きな揺れではなく、さほどまわりに被害はない。
しかし、津波警報が出た。片方のグループはハザードマップを開き、
最も近い「避難所」を調べていました。もう一方のグループはGoogle earthとGoogle mapを開き、
その場から一番高そう場所や建物を探していました。
そして、ピックアップした「避難場所」がその災害に対応しているかを調べていました。※「避難所」と「避難場所」のちがいについては、後日ふれています。
彼らが導き出した答えは、
当然、どちらも正解です!厳密には、実際にそのような場面にならないと正解かどうかはわからない!
しかし、災害ごとにどういった避難行動を取るべきかを確認しておくことが重要なんです!高校受験を控えたお子さんに言いました。
これから、電車通学となり、一人で、知らない場所で被災する可能性だってある。
事前にここだったらあそこで、そこだったらあっちなど、
細かく想定しておくことは現実的ではない。
ハーバーランドの問題のように、そんなことを言ってたらどこにも行けなくなってしまう。
大切なのは、災害ごとのリスクを知り、
取るべき行動を知っておくこと。
その子からは「確かにーー!」「考えたこともなかった!」と。・ ・ ・
これを踏まえて、来週、実際に避難訓練をしようと思います。
また、こちらに報告します。私たちの取り組み、よかったら参考にしてください。