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【夏プロ】報告④キャッチゲーム
続けて失礼します。
夏のプロジェクトが終わり、1週間が経ちました。
「兵どもの夢の跡」のように、
すっかり忘れ、日常の日々を過ごしています。スタッフのふりかえりも先日済ませ、
残すところ、クラファンでお世話になった方や
リアルにお世話になっている方々への報告のみ。
私(管理者)のみがまだこの話をしているわけです。さて、最後となる今日ご紹介するのは、
子どもたちが0から作り上げたキャッチゲームです。こちらは、橋の建設に必要な資材あつめをゲームにしたものです。
7月のゲームづくり構想の段階からあった案です。
当初は「あつもり」のようなものとの声もありましたが、
画像左上のように具体的なイメージを描いてくれたことと、
講師さんに教えてもらった題材のひとつにキャッチゲームがあったことから、
それにアレンジを加えていく形で進めました。具体的な資材は橋の科学館の見学を参考にしていました。
ボルト・ケーブル・免震装置・さび止めは加点材料、
海藻・海洋ごみ・錆びた鉄骨などは減点材料、
橋そのものを取ったら即ゲームオーバーも子どもたちのアイディアです。
(一応、橋を拾うと船が沈没すると理由はスタッフによるあとづけです)
声援をたくさん集めるとフィーバーして橋が一時的に表示されなくなる、
クリアポイントは明石海峡大橋の長さにかけて3911ptなど、
すべて子どもたちのアイディアです。お世話になったコープこうべさんのマスコットが応援してくれる設定も、
子どもたちのアイディアで、話し合いの場で録音して設定していました。落ちてくるパーツは、半分は子ども、半分は私が描いています。
みんなで力を合わせているように思えるかもしれませんが、
やはり、ベースを作ってくれた子にとっては、
たくさんの思い入れがありました。
テストプレイするたび、たくさんの意見が出て、
どんどん変わっていくわけで、
憮然とした態度のこともありました。
しかし、いいものを作ろうと、
スタッフの説得を聞き入れてくれ、
最終形に至ります。これから大人になっていく過程で、
様々な社会生活を送るうえで、
どこかで妥協しないといけないこともたくさんあります。今回はテーマ性の統一と、
初めてプレイする人にも分かりやすいものを目指しました。みんなが上手に調整し合った結果が、
まさにこのキャッチゲームです。みんなで作り上げた物語です。
あれだけ盛り上がった作品です。
全体で話し合うばかりが話し合いではないはずです。
意見をいっぱい聞いて、
たくさん調整し合ったことこそが話し合いなわけで、
それができたからの大成功です。
自信をもって、
学校生活に向かってもらえればと思います。