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管理者のつぶやき「Ball-Dayらしさ・・・」
こんばんは。昨年11月に開業して、7か月目が終わりました。たくさんの素敵な出会いがあり、心から思う支援をさせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、今日は、改めて思うことを書きます。
放課後等デイサービスBall-Dayは、スポーツを共通項に集い、仲間となる。そんな心許せる仲間とだからこそ、コミュニケーションや様々なスキル獲得の学習を深めることができると考え、昨年11月にスタートしました。
私たちがおこなうスポーツは、“温泉旅館でする卓球のように、卓球を楽しんでいる人もいれば、それを見て楽しんでいる人もいて、そこから自然な会話が生まれる”というイメージです。いわゆる「運動療育」とは異なり、スポーツを通じて、コミュニケーションや人間関係といったソーシャルスキルを育むことをねらいとしています。
私たちは新規参入組であり、また神戸市内にはたくさん放課後等デイサービスがあります。少しずつではありますが、唯一無二の存在になれていると確信しております。
そんなBall-Dayらしさを強く感じることが先日ありました。昨日、ブログに書きました「里山あそび」を例に少しご紹介します。
Ball-Dayは、日頃の活動もそうですが、大枠のプログラムは提供するものの、細かな点はかなり自由度が高いのが特徴と言えます。
里山での初めの探検のように、ある程度は知っておかないといけないこともありますので、そういった声かけや誘いは当然しています。
しかし、あとは、子どもたちが興味を持ち、やりたいと思えることをやってもらえればと思っています。やらされる活動からは生まれるものに限りがありますから。
スタッフは、あえて、あれやこれやしません。その場その場で、子どもたちと一緒に楽しむのがBall-Day。でも、これこそが最も難しいことで、事前の準備と、細かな情報共有と、そして、スタッフ同士が信頼しあえる環境でこそ成り立つと信じています。
子どもたちの役割分担も、日頃の活動も含めて、ほとんどしたことがありません。子どもたち同士が調整しあって、協力してやってくれています。当然、揉めることだってあります。私は、揉めないようにすることが支援(療育)だとは考えていません。揉めたときに、子どもたちがどう処理し、いかに次につなげるか、子どもたち自身にしゃべってもらって、考えさせることこそが支援(療育)と考えています。友達付き合いって、互いに気を遣いあいながら、うまくやっていくのがベストかとは思います。しかし、例えばケンカしたときに、子どもたちの力で立ち直り、さらに強固な絆に変えていくことの方が大切な力であり、長い人生のなかで必要なスキルと考えます。
と同時に、「やらない」「やりたくない」も大切な選択肢です。それを、「だるい」「嫌」のひとことで片付けてしまうから、カドが立つというもの。上手に言葉で伝え、自分のコンディションに応じた行動(行動変容)をすることこそが、将来の職業生活で生きるものです。里山あそびでも、本当に自然に抵抗があるお子さんもいるかと思い、乗ってきたクルマも休憩場所として開放しました。
さて、今日から8か月目に入ります。どんな出会い・発見があるか、楽しみです。今後とも、よろしくお願いいたします。