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[ふぐさしクイズ]皆さんも考えてください。
連投失礼します。続けて、「さしみクイズ」の進化系「ふぐさしクイズ」をご紹介します。こちらも、実際の問題を例にします。皆さんも考えてみてください。
[ルール]
・解答者は出題者に「はい」か「いいえ」で答えられる質問をします。
・質問で攻めていき、答えを導き出します。[問題]
のび太くんがある日、警察に連れていかれました。どういうことか?[実際の質問]
・ドラえもんののび太ですか?はい・のび太がしずかちゃんのお風呂をのぞいたからですか?いいえ
想定していた質問です。いい間違え方です。・その警察はドロケイのような警察ですか?いいえ
・それはリアルな警察ですか?はい
想定していなかった質問です。
水平思考とはまさにこういうことです。・のび太が時空を越えたからですか?いいえ
・のび太がロボットを改造したからですか?いいえ
のび太の悪行三昧が最初の想定でした。・犯罪は関係ありますか?はい
でました。1つ目のキーワードです。・のび太は警察官に連れていかれたんですか?いいえ
ここから、質問の流れが大きく変わります。・のび太はネコを拾いましたか?いいえ
・のび太はネコを助けましたか?いいえ
「それくらいで警察には行かないでしょう。」
「ただし、いい質問です!」・のび太はドラえもんを・・・?いいえ
「ネコから離れてください。」・のび太は迷子を助けましたか?いいえ
・のび太は・・・?
「今回の設定は違うけど、ほぼ正解です。」
「のび太は倒れていたおばあさんを助けました。」[スッキリしていない人に追加質問①なぜ警察に行ったんですか?
(間)
・それは表彰ですか?はい
[スッキリしていない人に追加質問②誰に警察に連れていかれましたか?
・警察官に連れていかれましたか?いいえ
・先生とか親に連れていかれましたか?はい
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答えは、この記事の最後に書きます。
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ちなみに、この「ふぐさしクイズ」、一般的に「水平思考ゲーム」と呼ばれているものです。一つの価値観にとらわれず、あらゆる視点に立ち考える力や想像力・創造力などを高めることができます。
と、同時に、子どもたちは、一生懸命に自分が立てた仮説を質問という形でぶつけてきます。言葉にならないときも多々あります。でも、どんな質問にも必ず、「はい」か「いいえ」で答えを出すようにしています。あきらめずに、一生懸命に言葉を紡げば、きっと大人に伝わるという成功体験を積み上げてほしいからです。
なので、ゲームマスター(出題)側に立つ子たちには、必死で言葉を紡いで質問をしようとする友達の話の腰を折らないように言っています。活動はクイズですが、コミュニケーションにおいて、大切なことが自然と身についてくれればと思っています。
あと、もう一つ。問題例からもお分かりいただけるかと思いますが、想定した答えは当然用意しています。しかし、答えはひとつとは限らないんです。そんな答えを言った人は大いに褒めます。答えに近づく質問をした人も褒めます。難しくて投げ出しそうなこともありますが、解き明かせたときにはスッキリしますし、質問のたび、輝ける場面を多く作れるのが、この活動のメリットなのです。
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[答え]
のび太は、道端で倒れていたおばあさんを助け、感謝状をもらうことになった。
なので、ママに連れられて、警察署に行った。
いかがでしたか?今月中旬までこの活動を続けますので、また、このブログで出題します。乞うご期待を!