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コミュトレ「レンレン」伝わらない理由②
おはようございまず。
昨日に引き続き、
コミュトレで取り組んでいます 「 レンレン 」 で、
当ててもらえない=伝わらない理由をご紹介します。そもそも、「レンレン」は、お題から連想する2つ先のワードを当てるもの。
例えば、お題が「やかん」だったとします。
「やかん」といえば「湯」
「湯」といえば「風呂」と連想できます。
この場合の「風呂」を当ててもらう活動です。■伝わらない理由②
画像の2問を例に説明します。左側はお題が「お城」。
1つ先の「け」から始まるワードに大苦戦しました。
この問題を作ったお子さんは、「お城」→「見学」→「工場」と連続連想しました。右側はお題が「海」。
1つ先はみんな分かったのですが、
2つ先がまったく当たりませんでした。
「海」のあとは、「魚」→「飾りつけ(飾り包丁のイメージ)」でした。■解説
ともに、飛びすぎている例です。
彼らの頭のなかでは高速で処理されているだけで、
本来は、お城は校外学習で行くものであって「見学」するものとか、
魚を刺身に調理するときの技法が「飾り包丁」とか。
とにかく、発想が飛躍しすぎているんです。比較的、言語理解が高いお子さんに多いような気がしますが、
この現象が実際のコミュニケーション場面で起きると、
話し相手がついけいけず、取り残された感を与えてしまいます。実は昨日と今日、ご紹介しました連想例は今月前半のものばかりです。
やはり、ジブンの発想や相手を理解することは、
コミュニケーションにおいて、大切なことです。
コミュニケーション技術を高めることも大切ですが、
こうやって、ジブンの課題に気付くことが大きな一歩となるはず。今月中旬以降は、良問が続いていますので、
次回は、いい問題を一挙にご紹介します。
お楽しみに!