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[だべる]ということ
こんばんは。
お盆休みも最終日を迎え、
明日からの期待と憂鬱な気分にさいなまれている管理者です。さて、3日連続で書いてきました管理者のちょっとお話したいこと。
今日は 「 だべる 」 ということについてふれます。「だべる」は漢字で書くと、
「駄弁る」で、「駄弁」が動詞化した言葉です。
意味は、読んで字のごとくではあるのですが、
「無駄話をすること」「とりとめのない話をすること」です。「だべる」ことは、社会生活を送っていくうえで、
必要不可欠なスキルだと考えています。発達障害の特性ではあるのですが、
「適当なこと」を苦手とする人って実は多いんです。例えば、料理を作るときの目分量が代表例かと。
手間かもしれないですが、
何ccとか何グラムとかきっちり言ってくれる方がいいんです。会話も同じと言えます。
目的のある会話もたくさんあります。例えば、
作業手順やその報告・相談に必要な会話はまさに目的のある会話です。ほかにも、
ゲームや動画の話は楽しさの共有と言えるでしょう。しかし、必ずしも、目的がある会話ばかりではありませんよね。
「いやぁ、暑いですね。」「いつまで続くんだろうね。」
店先で店主とする何気ない世間話に目的はあまり見出せません。
(私はこんな会話が大好きですけど)知っている人同士でする話も、
必ずしも、みんなが関心のある話題ではないはず。
でも、こんなとりとめのない話でも、
一緒にいる時間がまた楽しいはずなんです。・ ・ ・
少し切り口を変えます。
大人の皆さんに質問です!
高校時代、
学校からの帰り道に友達とどこかで軽く食事をした思い出はありませんか?私(管理者)は、
駅前の地下街で男友達と食べた明石焼きが思い出です。
明石焼きを食べたことは覚えているけど、
何をしゃべったかなんて覚えていません。
でも、そのときは、それが楽しかったんです!そうなんです!
高校生ともなれば、
ファストフード店やファミレスなど、
学校帰りにどこかに立ち寄るってことがそれ相応にあるはずなんです!まさに、だべるためです!
学校ではできない話をしているのかもしれません。大学生や社会人になると、
図書館ではなく、カフェなどで勉強するという人もいると思うのです。・ ・ ・
つまり、このような行動ができることも、
それ相応に必要なスキルだと考えています。調べたことはありませんが、おそらく、
一般的なソーシャルスキルの具体例には出てこないと思います。もちろん、曖昧な時間の過ごし方が苦手なら、断ればいいのですが、
経験をしておいてもいいと思うのです!!!・ ・ ・
このブログでは、こんな思いまでは紹介しきれてはいませんでしたが、
5月のバッティングセンターあとのマクドナルド、
先日の体育館のあとのミスタードーナツは、
この練習も兼ねて行きました。ともに、1時間弱、お店を利用する練習であることを、
事前にお店に伝えてのことです。お店の「長時間の利用はお断り・・・」という張り紙を示しながら、
おしゃべりを楽しみながら、時間までゆっくり過ごそうと。やはり、一気に食べてしまって、手持ち無沙汰にしてしまうお子さんが多数。
さっさと、返却口に返して、何もない座席でしゃべっているお子さんも。最近、ネットニュースで、
ファミレスを占拠し、出禁になった学校のニュースがあったかと思いますが、ともすれば、彼ら彼女たちにもありえてしまう話かと思ってしまいました。
食事と会話を楽しみ、
お店の迷惑とならない、
まさに、難しい曖昧な行動かと思います。こんな練習も重ねて、
より、実生活に生きたスキルにつながるよう、
Ball-Dayでは今後も企画・支援をしてまいります。※なお、イメージ画像は自宅で撮影したものであり、お店とは関係ありません。