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[ギフテッド]のこと
こんばんは。
一日かけて勢力の強い台風が通り過ぎて行きました。
未明の雨には驚きましたが、
こちらは何事もなく過ぎ去り、一安心しています。皆様方におかれましたは大丈夫でしたか?
今の暑さが落ち着いたら、
また、リアル避難ゲームをして、
子どもたちに災害時の行動を考えさせたいなと一人考えていました。さて、今日は 「 ギフテッド 」 のことにふれます。
現在、テレビドラマでこの名前の刑事ドラマが放送されています。
私も見ました。
ですが、「天才」のひとことでは済ませられない、
ぜひ、皆様に正しい理解をと思い、ブログにしました。そもそも、ギフテッドとは、生まれつきもった高知能のことであり、
具体的な数値にするとIQ130以上をこう呼びます。名前の由来は「神様からの贈り物」で、
ドラマに描かれるような「天才」として取り上げられることが多いかと思います。しかし、ギフテッドも特性ゆえに様々なしんどさを感じる場合が多いようです。
特に、個性を尊重する世の中とはいえ、
集団生活を主とする学校生活、
そのなかでも、小学校・中学校生活は必ずしもうまくいくとは限りません。・ ・ ・
いったん、話は変わりますが、
現在使われています主要な発達検査のひとつにWISCがあります。
IQとして示される数値は155までで、
それ以上の場合は「155以上」などと表されます。とりわけ、WISCの言語理解についての指標において、
高い数値をつけるお子さんも似た特性をもつと私は考えています。ともに、あくまで数値で表されるものであり、
差はあいまいな部分もありますので、
分ける必要はないのかもしれませんが。・ ・ ・
ギフテッドも実は発達障害やHSC(感覚過敏)と似た特性があります。
ただし、原因が根本的に違うので、慎重に取り扱われるべきではありますが。
・ ・ ・
ともに、幼少期から類まれな言葉と知識・共感力を見せてくれます。
それゆえに、検査をしても、「気のせい」で済まされることも多いはず。しかし、言語や表現力・想像力において、
実年齢(生活年齢)以上のチカラを持つわけで、同じ学年の友達とではあわないんですね。
よく見聞きする例えに、算数の計算方法があります。
小学校では先に足し算を学び始めます。
遅れて、掛け算が登場します。ギフテッドのお子さんは、
足し算を学ぶ頃には掛け算を理解しているお子さんが少なくありません。足し算を求められている計算問題を、
掛け算で発表すると、多くの子どもたちには受け入れられないんです。
「変なこと/わけのわからないことを言う子」と思われてしまうのです。もちろん、これが理解がある環境であれば、
当然、評価されることではあるのですが、
どこかで学びたい気持ちを押さえつけられてしまうわけで、
もしくは、クラスの輪を乱すとして、評価を受けないこともあるとか。感覚的にも一度にたくさんのことを感じ取ってしまいがちで、
ギフテッドと発達障害を併せ持つ場合には、
情報の処理に課題を有するお子さんも出てきます。・ ・ ・
Ball-Dayにはこのようなお子さんが複数います。
いつの頃からか増え始めたように思います。
共通の悩みは、
学校がしんどいということ。Ball-Dayでは、
学校がしんどい子たちに対して、1.心のエネルギーを満たす
2.ソーシャルスキルを高めるこの両輪で支援をしています。
ご興味がありましたら、
ぜひ、お問い合わせください。