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新しいカードゲームを購入しました!!
今日は、先日買ったカードゲームを紹介します。
アークライトという会社から発売れている「ito」です。1~100までのカードを使い、その数字を言わずに、その数字を使った遊びをするというもの。公式では2種類の遊び方が提案されているのですが、当事業所では、簡単な方をさらに簡略化して楽しんでいます。
Ball-Dayでは、一人1枚、カードを引いてもらい、その数を、テーマに基づいて言ってもらいます。
(例1:学校にある大きなもの)
このテーマでは、大きい数の人ほど大きいものの名前を、小さい数の人ほど小さいものを言います。言う順番は決めず、思いついたり、他のプレイヤーの反応・答えをもとに言ったりしています。このテーマだと、90台後半を引いた人は「体育館」と言いました。10台を引いた人は「消しゴム」と言いました。50台を引いた人は「机」と言いました。そして、カードを数字が小さい順に出します。誰が出すかも、みんなで誰だと思うかを意見を出し合ってします。ここまでは、ほぼ公式ルールです。
ここからがBall-Day流です。分からない(参加できない)人がいました。その人は飛ばしました。そして、みんながカードを出したあとに、じゃ自分はどこに入るのかを、周りの答えが分かったうえで言ってもらいました。その人は70台を持っていたので、「教室」と答えました。そのあと、この人が持っているカードは、すでに発表したカードのどの間に入るかを当ててもらいました。
支援の方法もアイディア次第ですが、臨機応変にでき、みんなで達成感が味わえ、さらに、知らず知らずのうちに「相談」ができ、療育にもってこいのアイテムだと思いました。
(例2:日曜日にしたいもの)
このテーマでは、大きい数の人ほどしたいこと、小さい数の人ほどしたくないことを言います。ある人は「宿題」と言いました。あるスタッフは「掃除」と言いました。その人が勉強や家事をどの程度好きかを知らないと見当がつけられないのです。なので、質問を繰り返し、おおよその見当をつけていくのです。価値観は人によることに気づかせる材料になります。このゲームは、スタッフ間でもしています。コーヒーを飲みながら。
(例3:生きていくうえで大切なもの)
あるスタッフは「命」と答えました。それを聞いたスタッフは悩みに悩んで「心臓」と答えました。このあと、参加者全員で哲学的問答が始まりました。にわとりが先かたまごが先かという議論と同じですよね。ちなみに、この2人は98と99のカードを引いていました。(例4:最近の映画)
大きい数の人は直近の映画を、小さい数の人は古い映画を言わなくてなりません。ここで問題が起きました。97を引いたスタッフが映画に全く興味がなく、過去の有名な作品しか知らかったのです。子どもとしているときもあり得るシチュエーションだと思います。一人だけそのテーマで答えられない人がいたら、テーマを変えるのか、テーマを変えずに違う持っていき方をするのか。どうすれば、みんなが参加でき、楽しめるかを考えながら、先生たち(スタッフ)も遊んでます!もしよかったら、参考にしてください。