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お化け屋敷<まとめ>
こんばんは。
先週(8月1日~5日の5日間)、
Ball-Day真夏の挑戦として、お化け屋敷をしました。【準備~試行~本番】
7月4日から丸1か月かけて取り組んできました。
①テーマ決め・アイディア出し
7月22日のブログでお知らせしたとおり、
テーマは早々に決まりました。
実現しなかったものもありますが、たくさんの仕掛けのアイディアがでました。②ランタンづくり
会場はBall-Dayの5~7階。
真っ暗ななかゲスト(保護者)に進んでもらうため、
ゲストに持ってもらう用のランタンをつくりました。
(7月20日のブログ参照)③ナレーション録音
7月20日ブログにも書きましたが、
設定は不慮の死をとげたさだおの物語(最下段に掲載)です。
私(管理者)のつたない脚本ですが。
→当日、ゲストに受付で聞いてもらいました。④小道具づくり
7月26日のブログに書いた絵日記は実は2種類作っていました。
1つは脚本で不慮の死をとげたさだおの絵日記。
もう1つは当日の迷子(るる)の絵日記。⑤装飾づくり
7月27日と29日のブログのような装飾づくりに時間がかかりました。
5階の迷子センターは拍子抜けするようにかわいくして、
上にいけばいくほど怖くするというのは、子どもたちのアイディアです。⑥会場づくり
壁を作るのに大量の段ボールを集めました。
卓球台・パーティションなどを組み合わせて会場をつくりました。
(8月1日ブログ参照)
また、ベランダには貝殻を並べ、さだおの海とリンクさせました。⑦仕掛けづくり
8月2日のブログのように、
直前までたりないと思うところに、相談して仕掛けを作っていました。⑧交代でやってみる
8月3日のブログにも書きましたが、初日・2日目はゲストはなし。
暗くなってから、交代でゲスト役をして、試しました。
ゲスト役をした子の意見をさらなる生かして、
どんどん、どんどん、クオリティを高めていました。⑨お化け屋敷本番
8月3~5日の3日間、ゲスト(保護者)を招きました。
1組につき、30分の貸し切りです。
子どもたちが主体的に考え、最高に怖いお化け屋敷を演出していました。⑩お化け屋敷解体
昨日のブログのとおり、大量の段ボールを、資源ごみに出して終了です。【テーマ】
お化け屋敷~恐怖の迷子センター~【脚本(迷子センター建設の経緯)】
ここ塩屋の迷子センターは、ある出来事がきっかけで誕生しました。対岸の淡路島から泳いで渡ってきた「さだお」の出来事がきっかけです。さだおは、淡路島生まれの淡路島そだちなのに、泳げないことがコンプレックスでした。ある夏、さだおは「泳ぎの練習をして対岸の舞子を目指す」という壮大な目標を立てました。さだおは連日泳ぎの練習をしたそうです。そして、挑戦の日。さだおは父・母をゴールの舞子で待つように言って、泳ぎ始めました。しかし、ここ明石海峡は急流で知られる海域です。なんとか泳ぎ切ったさだおでしたが、東に流され、たどり着いたのがここ塩屋でした。父・母と約束した場所は舞子ですし、ここがどこかも分からないさだおは、どうしていいか分からず途方にくれていたそうです。現在のように、GPSや携帯電話のある時代ではありません。当時、さだおが見たものは、塩屋のまちと対岸の淡路島だったでしょう。そして、その後、さだおを見た者はいません。
こんな悲しい出来事を二度と起こしてはいけません!親とはぐれた子どもが駆け込める場所として、ここ塩屋の地に迷子センターが建設されました。
【ゲストに課されるミッション】
5階の迷子センターに行くも指示された迷子(るる)はいません。
「るるちゃんなら上に行ったよ!」と上階へうながされます。6階のエレベーターホールで、るると出くわします。
しかし、「大事なぬいぐるみと絵日記がない。探して!」と言われます。➡ここからが本番です。
机の絵日記らしきものに近づこうとすると、
机下には仕掛けが!足をつかまれます!!!座敷わらしがひそむ7階ではたくさんのぬいぐるみから、
るるのぬいぐるみだけを持ち帰らないといけません!!!↓ ↓ ↓
これ、ほとんど子どもたちのアイディアです。
スタッフがしたのは、脚本にまとめたことと、会場の原案(通路・間仕切り方法)を提示したこと、ミッションの提示だけです。7月後半の準備期間中は、イメージが膨らまず、主体的に取り組んでいる子となんとなくやっている子と少し温度差はあったように思います。
しかし、実際に夜にやりだすと、どんどん意見を出し合い、修正もして、高めあっていました。
傷メイクや黒い服なども子どもたちが自分で考えて用意していました。
目的のPDCAサイクルはクリアしたと思います。ゲストのナイスリアクションにも助けられましたが、こんなすごいイベントを成したことを誇りに思えるよう、PDCAサイクルのこととあわせて、実感できるような支援にしていきたいと考えています。
今日のこの長文ならびに、これまでのチョイ出しのブログに最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。また、ゲストとして来てくださった皆様、本当にありがとうございました。
追記)当初は参加予定がなく「さだお役」として抜てきされたお子さんですが、本人たっての希望で、帰省先からオンラインで参加してくれました。関係する皆様に改めてお礼申し上げます。