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適切な支援とは~ポケカから考えた~
こんにちは。
最近、Ball-Day内では、
ポケカ(ポケモンカード)がプチブーム(?)です。
あるお子さんが持ち込んだのがきっかけです。スポーツやアナログゲームをきっかけとした交流は歓迎です。
過去にも、「花札」や「犯人は踊る」を持参し、
友達を誘って遊ぶ場面はありました。
自分の楽しいと思うことを、
Ball-Dayの友達と共有するのは大歓迎だからです。しかし、今回は少し様子が違いました。
そこで、スタッフ間で1週間にわたり、合計3時間、議論をしました。
これは、Ball-Dayがめざす「支援」に適うものなのか???* * *
そもそも、Ball-Dayにはたくさんカードゲームがあります。
これまでも多くご紹介してきました。
基本的な導入条件は以下の3つ。
①誰もが楽しめるもの
+
②コミュニケーションを促すもの
or
③学習、もしくは認知機能を高めるもの* * *
スタッフ間からコミュニケーションは促されているのでOKではと。
確かにプレイするときに、言葉は交わしますが、
これをコミュニケーションスキルの向上といってよいのか?ポケカはゲーム性が強いので、
本当に自己管理ができるのかというのが大きな焦点になりました。ほかにも、カードをやりとりするなかで、
もし、持ち込んだカードがなくなったら、破られたら、
トラブルになったりしないのか?Ball-Dayのルールブックと照らし合わせる形で検討。
これで得られるもの
これで起こりうるトラブルをあげていきました。これに代わる対案も出し合いました。
* * *
私たちが話し合っているさなか、
子どもたちには話し合いは求めていなかったんですが、
子どもたちのなかでも、話し合いが繰り返されていました。
なぜ先生たちはこのことを話し合っているのか、
自分たちはどうすればよいのか・・・。
いっぱい私たちの耳に届きました。* * *
私たちのなかの結論。
他の活動と同じではあるのですが、
1)起こりうるトラブルに対して、事前に取るべき行動を示す。
2)視覚支援を作成し、自制(コントロール)をうながす。
3)今まで以上に周り(友達)や時間を意識させる。* * *
デジタルゲームもアナログゲームも適切に管理されてこその「支援」です。
ちゃんとスタッフがその特性を理解し、
起こりうるトラブルを未然に防ぐ。
そのうえで見守る!
これがBall-Dayの考える「適切な支援」です。
今後ともよろしくお願いいたします。