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阪神淡路大震災から27年目の朝
皆さま、少し早いですが、おはようございます。
まもなく、阪神淡路大震災から27年目を迎えようとしています。
今日もまた寒い朝ですね。
震災で犠牲になられた方に改めてご冥福をお祈りいたします。少し前の話になりますが、1月6日(木)、
この大震災に思いをはせる一日にしました。活動は3部構成です。
【震災トーク】
震災についてふれる意味を子どもたちと考えました。
決して、学校で学んでいるからそれでいいというものではないんです。
特に、感覚に敏感なお子さんにとっては、
未曾有の災害を見聞きするのはツラいはず。
特性ゆえの準備が必ず必要なはず。
なので、同じ特性の仲間とだからしなければいけない学習があると考えました。震災について考える意味は、
①いつ・どこで起こるか分からないから
②カラダ(いのち)とココロを守るためなんです!そして、震災を小中学生として体験したら何を感じ、どう行動すべきかのかを、
震災当時、中学生だった保護者さんにお話いただきました。この話を聞いて、何を感じ、何をジブンのものとするかは、
強制されるべきものではありません。私(管理者)は、震災を中学3年の入試直前に経験しました。
ただ、神戸市を含む阪神間ではなかったので、
映像として、それなりの情報を得られる環境で過ごしていました。
だから、何が起こっているのか分からないなかで、
でも、学校が休みになったことがうれしく、
そんな話を興味深く聞かせていただきました。お話のなかで、あるお子さんから、
「死を覚悟したか?」という質問に肝を冷やす場面もありましたが、
「そんなことも考えられないくらい必死だった」と返していただき、
生々しさを感じる時間となりました。【非常食体験】
これもとても大切なことです。避難所生活は様々な我慢を強いられることと思います。
慣れないことの連続で、
強いストレスを感じるもの。
そんななか、元気をもらえるのは食事だと思うんです。
でも、これも特性ゆえに慣れていないものを食べられない人もいます。最近の非常食は、メニューも豊富ですし、温かいものもあります。
お値段は決して安いものではありませんが、
ジブンに応じたものを用意しておくべきだと考えます。この非常食体験では、まずは7年保存可能なクッキーを試食。
某有名栄養調整食品と同じという声が多数でしたが、
これを毎食食べ続けられるか問いかけました。そして、水や調理器具不要で、
温められるカレーライスと牛丼をみんなで作りました。
一口ずつの試食でしたが、
「チャーハンが好きだからあればいいな」と、
ジブンに置き換えて考える人もいて、大成功でした。【北淡震災記念公園】
最後は、送迎車で明石海峡大橋を渡り、淡路島へ。
北淡震災記念公園に行きました。目的は断層を見てほしかった!
断層そのものを見れば、どれだけ凄まじい威力だったか分かるはず。
元々はひとかたまりだったことを説明。
「どっちがどう動いたか?」など質問に答え、
仮にこの上にジブンの家があったらどうかなど考えてもらいました。その後、全員ではありませんが、
阪神淡路大震災クラスの揺れを体験。子どもたちの感想は、
・こんなに怖いものだとは思っていなかった。
・凄まじいことが起きたんだ!など阪神淡路大震災の震源(震央)は、
私たちが毎日見ている目の前の海(明石海峡)の直下。今日このあと行われる1・17のつどいや、
今後来るであろう地震の報道を、
ぜひジブン事として見て、
災害に負けないココロを持ってもらいたいものです。