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「大阪・関西万博に思う」
管理者の高橋です。
先日、個人で、大阪・関西万博に行ってきました。
(実はすでに2回目)万博というと最先端の技術に目が行きがちかと思うのですが、
私は体験したいものがありました。それは、写真にある「カームダウンスペース」です。
皆さまは、この「カームダウン」という言葉をご存じでしょうか?併記してある「クールダウン」であれば、イメージはつくと思います。
実は万博に行くまで私はこの言葉を知りませんでした。
自閉症児への支援技法「TEACCH」から生まれた概念で、
感情やストレスが高まったときに落ち着くことで、
カームダウンスペースは、そのための場所だそうです。
TEACCH大好きの私が本当にお恥ずかしい。調べると、今回の万博だけでなく、
東京五輪の頃から、空港や公共施設に少しずつ設置されているようで。なぜ、今回知ったかというと、
会場マップを印刷していて知りました!
万博会場内はとにかくスマホを使う!予約・決済・パビリオン等。
なので、充電と回線状況が心配だったので、
印刷をして、会場をまわった次第なんです。「公式マップ」「公式バリアフリーマップ」と同じならびで、
「公式センサリーマップ」が用意されていました。”カームダウン/クールダウンルームや医療救護施設、トイレの位置を
示したマップです。感覚過敏の方が必要とされる
センサリー情報はリスト面に記載しております。”
という説明がタイトルに続く形で書かれていました。そして、そのリストとして、
・まぶしい
・うるさい
・におい
・水がかかる
・振動がある
・傾斜がある
この6項目についてパビリオンごとの情報が集約されていました。・ ・ ・
感覚過敏(HSP/HSC)と呼ばれる人は、
全人口の5人に1人いるといわれています。障害に関係なくの話です。
かくゆう、私も光とにおいがかなり敏感です。
人ゴミも苦手です。なので、カームダウンルームを10分ほど利用させてもらいました!
パニックや冷静にならないといけない状態になる前に利用して、
気持ちを静めるのが正しい使い方なんだと思います。私も一通り見たい施設を見終えたあと、
気が付けば、パビリオン内の明暗からか、
人ゴミが気になるようになっていたので、
余裕があるうちに、
この空間に入り、10分ほど目をつぶっていました。・ ・ ・
文章の組み立てがあまり上手ではありませんが、
このような感覚過敏について理解がされ始めたのは本当にごく最近のことです。ぜひ、万博という機会を経て、
理解が国内や全世界に広まってほしいと思いました。万博で示される未来は、
放っておいたらやってくる未来ではないはずです!
実現可能性の高い未来がそこにあり、
それを見聞きした子どもたちがきっと大きな推進力となってくれる!
そんな機会の提供の場なんだと思います。だからこそ、微力ながら、
私も私の小さなネットワークで、
このような施設のありがたさを伝え広げていこうと思いました。・ ・ ・
今でこそ、まちなかに、当たり前のように、
トイレや多目的トイレ・授乳室などあり、
誰でも使える世の中になりました。だからこそ、そういう心配を最小限にして、
外出の不安をほとんど持たなくてよくなったんだと思うのです。カームダウンスペースがあることで、
音・光・においや人ゴミを苦手とする人が、
安心して外出できるになるんだと思います。ぜひ、ご理解いただき、一緒に広めましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!