-
スタッフ研修の様子
今日はスタッフ研修の様子をご紹介します。
画像左の写真は、4月30日に実施した「虐待・身体拘束防止研修」の一部です。
虐待や身体拘束についての研修が年1回義務づけられています。
しかし、Ball-Dayでは、
これらの定義等はさることながら、
そもそもそれらを起こさせない風土づくりに力を入れています。
つまりは、スタッフ一人ひとりが「いい支援」と「悪い支援」を見極められることが第一。
そして、「悪い支援」につながりかねない状況が起きたときに、
建設的に意見を出し合えるそんな土壌づくりに毎年取り組んでいます。ちなみに、今年は感覚過敏の世界を描いた動画を使い、
要所要所で動画を止めて、
自分ならどんな支援をするのか、
自分じゃなくてもどんな支援がありうるかを出し合い、
そこから、よりふさわしい「いい支援」を考えていきました。・ ・ ・
画像右の写真は、5月28日に実施したミニ研修の様子です。
スタッフが目を凝らして見ているのは京都駅前発の全系統のバスの時刻表です。
あえて、平成の時代にあったであろう、
バスのりば図と、すべての時刻表を貼り合わせてみました。
ミッションはシンプルで、遅刻しそうという状況で、
ある目的地に最短で行くバスを見つけ、のりばに行くこと。こちらは実際に感じてほしかったんです、子どもたちが置かれている状況を。
たった1本のバスを探すのに大苦戦したのは【情報の多さ】が原因。
令和の時代であれば、個々のスマホもあれば、
のりばには、デジタルサイネージで直近の便のみが表示されるはず。Ball-Dayは、特に目立った張り紙とかはなく、
必要な情報はコルクボードに集約し、
生活空間は見た目には必要以上の情報をなくしています。ただ、気づかぬうちに、刺激を増やし、情報過多になっている場面もあるんです。
それに気がついてほしい。
手前みそですが、スタッフ一人ひとりがする一つひとつの支援は、
頑張っている方だと思います。
しかし、頑張りと工夫は別物で、
そこへの気づきを促すための研修をしました。・ ・ ・
ふりかえりや、スタッフ間の情報共有に時間を割いているため、
日々の業務のなかでは、思うように研修はできませんが、
また、機会があれば、こちらに紹介しようと思います。