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最悪を想定した避難訓練
こんばんは。
Ball-Dayでは連日の防災に関連した取り組みをしています。
ちなみに、昨日でいったん終了ですが。昨日は、避難訓練をしました。
ただし、いつもの訓練とは違います。
それは、最悪のシナリオを想定しておこないました。
1つは、子どもたちにも動きを考えてほしい。
もう1つは、スタッフにも臨機応変な対応をうながすためです。[紀伊半島沖を震源とする地震で、最大震度6強]という
スタッフのスマホに届いた緊急地震速報からスタート。多くの子ども・スタッフは活動場所の6階で過ごしていました。
しかし、子ども1人とスタッフは5階にいたときに、発災(想定)。1分近い、立っていられないほどの激しい揺れ。
揺れがおさまると、荷物棚が倒れ、室内はモノが散乱。
加えて、停電。壁にひび割れが複数。
それ以上の情報がないなかで、
6階にいたスタッフ2人で声をかけあい、
避難(誘導)を開始しました。Ball-Dayのスタッフは、
通常時の全体で行動(サイクリングや山のぼりなど)するとき、
先頭をゆくスタッフは少しの支援を要するお子さんとともにゆき、
中盤は声かけで行動ができるお子さんとともに臨機応変に対応、
最後尾で全体把握をしながらマンツーの関わりが必要なお子さんと、
という絶対のルールがあります。避難において、
どれだけの支援を必要とするかは事前に確認してありますので、
それにもとづいて、
割り振るだけで、避難を開始できます。
なので、ここはとてもスムーズでした。5階で地震に見舞われた2人は、
倒れたロッカーで足を負傷したものの、
6階から避難する子たちのあとを追うように屋外に避難。ここまではとてもスムーズでした。
ただ、想定はこれだけではなく、
最後尾で降りていたスタッフとお子さんが、
非常階段での避難途中に、
二度目の大きな揺れで壁が崩落し、
ビックリして腰が抜けて身動きが取れないという想定に。インカム(無線)も繋がらず、
何人かのお子さんは心配で非常階段を見に行こうと。
★いったん避難したら、戻らないというのが鉄則ですね。それを確認したうえで、
きっと大丈夫と信じて、避難場所まで移動しました。
このとき、負傷した2人に何人かの子たちが、
肩を貸していたのはすごくよかったことです。避難場所に着いた頃、
逃げ遅れていた2人とようやく連絡がつき、
無事、避難を完了することができました。避難訓練を終え、
設定を知らされていなかったスタッフは、
最初は不安に思ったけど、
まずは目の前にいる子たちを最優先に考えようとしたとのこと。
あくまでも想定なので、
子どもたちは、あまり緊張感はありませんでしたが、
このドタバタコメディのような避難訓練も、
いつか来るであろう災害時に、
“あのときの教え”として思い出してもらえれば幸いです。いつかは来てほしくないですが、
もしものとき、Ball-Dayの準備は万全です!