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11月のコミュトレ紹介
おはようございます。
今日ははじまったばかりですが、
11月にするコミュトレネタをご紹介します。その名は 【 アレーートーク 】。
アレです!
アレ!流行の波に乗り遅れまいとしているわけではありません。
スマホゲームで「アレーートーク」の名前が実在します。
アレンジというより、
ネーミングだけ拝借し、既存のカードゲーム「シレット」の要素も加えて取り組みます。
内容を簡単に説明すると、
トークテーマにもとづいたフリートークです。
ただ、フリートークというのは、
何をしゃべっていいのか不明確なため、苦手なお子さんが多いんです。
なので、少しだけ、正体隠匿系のゲーム要素をもってみました。例えば、トークテーマが「学校のトイレ事情」とします。
ほとんどの参加者にはこのまま問題カードが配られます。
しかし、1人だけ詳細のない「学校のアレの事情」と知らされます。
まずは、1人だけうまく話にのりきれていない人を見破ってもらいます。
以前にも似た内容はしていますが、
今回は比較的分かりやすいです。
勘ではなく、しっかり聞いていれば、分かるレベルです。
ちなみに、この詳細を知らされていない人を【赤のハテナさん】ということにします。もう一人、「あれ~?」という人を設定しています。
トークテーマはほかと同じように知らされているのですが、
テーマに関係のないミッションをするように指示されます。
例えば、「学校のトイレ事情」の話のなかで、
「たいこをたたくジェスチャを」みたいに・・・。
こちらを便宜的に【緑のハテナさん】と呼びます。今回のコミュトレネタは、
5月からやりたかったのですが、
まだ、ここまで話ができる関係性でないと判断したため、
今月、満を持しての取り組みになります。発達障害のお子さんの割合がざっくり1割だとすると、
クラスでは、同じ特性の人はほとんどいないことになります。
発達障害とひとことにいっても、特性は人それぞれなので。
となると、学校ではやはり、彼らの特性は「特別な存在」となってしまいます。
しかし、ここBall-Dayでは、みんな似た特性を持っています。
学校では理解し合えないことも、
ここでは、共感しあえるはず。
大きく見せる必要がなく、自分の特性と向き合えるはず。
そのために、学校や家など身近なテーマで話すと、
きっと、「あるある」「わかるぅ」と共感しあえるはず。それがひいては、学校生活のしんどさや、
しんどさを隠そうとしての問題行動を減らせる、
そう信じて準備を重ねてきました。コミュニケーションスキルだけでなく、
学校生活の問題行動そのものに働きかけようというBall-Dayの挑戦でもあります。と同時に、緑のハテナさんがある意味ですが、
Ball-Dayの子どもたちの多くが、
まわりの目を必要以上に気にする傾向があります。
でも、意外と見てないんですけどね。
そんなことに気づいてほしい。
それが緑のハテナさんの役割です。まとめると、
自分の特性を理解し、受容する。
学校生活のしんどさを自分なりに工夫して改善していく。
その過程で気になるまわりの目を和らげる。
そんな大きな目標をもって、取り組みます。本当は、初日のトークをご紹介しようと思っていたのですが、
情報量が多くなりますので、
今日は概要説明のみとします。
ぜひ、楽しみにしていてください。