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[個別活動]双方向の会話を目指して
こんばんは。
今日は久々に個別の課題の様子をご紹介します。
写真のお子さんですが、
課題は双方向のコミュニケーションです。地元のことがとっても詳しくて、
「〇〇というお店を知っていますか?」
「〇〇で△△食べたことありますか?」
「◇◇行ったことがありますか?」
とたくさん話しかけてきてくれます。なんせ、地元のことが詳しいので、
地元トークとしては盛り上がるのですが、
質問攻めとでもいいましょうか、
深掘りされることがないので、
次第に友達も離れていきます。
会話のキャッチボールが成立しないため、
おもしろくないわけで。おもしろいと思っているのは、本人だけなんです。
しかし、この行動は、彼が十数年かけて培ってきたスキルでもあるんです。
みんなが知っている地元のことを話題にしたら、
反応してくれる。認めてもらえる。
つまり、彼にとっては<快>の刺激です。しかし、一方的な会話では、
ときとして、状況にあわない行動も出てくることと思います。やはり、今の関わりで、気持ちを満たしていくことは望ましくないんです。
そこで、個別の支援として、
Ball-Dayお得意の地図のプリントを渡しています。共通の話題である地図を通して、しゃべることを目指します。
ここで生まれる話題から脱線したり、話が膨らむことは大いにいいこと!また、教材を通して、求められたことをして、
それでしっかり評価(認めてもらう)ことで満たしてもらえれば、
と考えています。やはり、Ball-DayはしゃべってナンボのSSTです。
しゃべるチカラはもちろん、
適切な関わり方の習得も、
しゃべりながら取り組んでいます。