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リアル避難ゲーム
おはようございます。
昨日、今年1回目の避難訓練をしました!
ただし、ただの訓練ではありません。
【リアル避難ゲーム】とし、どういう避難行動が最適かを考えて、
つまり、頭と足を使って避難行動をしてもらいました。***時系列に書きます***
16時10分過ぎ
地震が起きたとの想定で、
安全を確保するために避難所まで避難を開始。16時15分過ぎ
JR・山電高架をくぐったあたりで、
津波警報が発令されたとの一報。
約10分で塩屋に津波が到達するとの予報。▲ここからがゲームです▲
10分以内に最も津波が来なさそうなところに行ったチームの勝ち。16時20分ゲーム開始
16時25分頃
大津波警報に切り替えられた。
すでに淡路島に津波の第1波が到達した。
急げ!と指示。16時30分
ゲーム終了。***様子***
この活動は事前に予告して実施しました。
ただし、予告した内容は、
❶3チームに分かれて競うこと
❷10分以内に最も津波が来なさそうなところに行ったチームの勝ち
➌このゲームのあとジェームス山のローソンに買い物に行く
優勝チームは送迎車でローソンまで送ること。
㊟ローソンは第2次避難場所の塩屋中学校の北隣であり、
移動中に、地震や津波の危険性がなくなったら、
歩いて行くことを確認しました。これらの情報をもとに、
チームごとに綿密な作戦を立てていました。あるチームは、Googleマップで海や川の位置関係や避難所等をチェック。
あるチームは、ストリートビューで避難経路をシミュレーション。
あるチームは、坂道をかけあがるために入念に準備運動をしていました。
ただし、この時点では、10分間の開始場所は伝えていませんでしたので、
少し戸惑うお子さんもいましたが、
全チーム、臨機応変に行動。
塩屋の坂道はかなりの急こう配、
200段近い階段を駆け上がったチームもあったようですが、
小休憩を入れながらも、互いに声をかけながら10分間がんばっていました。***結果***
実際に移動したルートこそ違えど、
3チームとも、ほとんど同じような場所でタイムアウトを迎えました。結果は、避難所などをあらかじめ確認していたチームの優勝。
このチームは道に迷ったそうですが、
最後は少しでも高い場所に戻ろうとしたことが功を奏したんだと思います。なお、3チーム中2チームが最終的に標高60mを越えた地点で、
残り1チームも標高59mですが、一番海から離れた場所にたどり着きました!***ふりかえり***
今回は事前に予告し、避難訓練ではなく避難ゲームとして提示しました。
ゲームとすることで、
参加者全員が、よりよい避難行動を意識して調べ、
行動に移すことができていました。災害はいつ起こるか分からないもの。
だから、自然と動けるよう繰り返し練習をしておくものではありますが、いつ起こるか分からないわけで、
必ずしもBall-Dayで起こるものとも限りません。彼らの行動範囲が広がっっているわけで、
休日に子どもたちだけで遊んでいるときに、発生するかもしれません。どこに行くかではなく、
●とにかく高い場所に!
●とにかく海・川から逃げる!
これを意識できたなら光栄です。ちなみに、
今回のリアル避難ゲームの得点の基準も掲載しておきます。❶早い段階で海・塩屋谷川から離れようとしたか
❷最終的な標高(ただし10m以上)
➌頑丈な場所か(もしくは避難場所か)この3点を基準にしていました。
以上、長文をお読みいただきありがとうございました。