こんばんは。

現在、取り組んでいるコミュトレ「犯人のうちあげ」から、
子どもたちの話の展開の様子をご紹介します。

■■■ゲーム・ルール紹介（再掲）■■■
・呼びかけ人（ホスト）の犯人が一緒に行動した仲間の犯人にうちあげをしようと声をかけた。犯人同士は初対面で互いに顔や素性は知らない。しかし、うちあげの日、なぜか一人多くやってきた。
・一人は犯人たちの行動を捜査する私服警察官なのだ。私服警察官は手口と動機の両方が分かったら逮捕するにちがいない。
・互いに「はい」か「いいえ」で答えられる質問をして、仲間を見抜くのだ！そして、順番に仲間と思われる人を連れ出して逃げろ！私服警察官を最後に残すことができたらクリアだ！
・犯人がした行動は悪いこととは限らない。健闘を祈る！

■■■ねらいと詳細■■■
今回は、ゲームマスター（ＧＭ）を置かず、誰が質問してもいいし、答えは全員がしなければなりません。

つまり、ちゃんと言えばスタッフは聞いてくれるという経験から、ちゃんと言えば友達も聞いてくれると一段あがった課題です。

もちろん、最近利用が始まったお子さんは、従来どおり、思ったことをしっかり発言する。聞かれたことに返事する。ほかのお子さんも、加えて、聞いた情報を自分なりに整理する。友達とのしゃべる活動を楽しむなど、集団で取り組んではいますが、個別にねらいをしっかり見定めて支援しています。

■■■実際の問題で見事にクリアした例■■■
■動機（なぜしたか）
　　夕焼けがきれいだから
■手口（何をしたか）
　　空き家を探した
・・・別々に作ったものを不作為に組み合わせているので基本関連性はありません。

■実際に子どもたちから出た質問例
・ホームレスですか？
・景色が好きですか？
・これのためにバイトしましたか？
・強盗しましたか？
・屋根が恋しい人ですか？
・あったかいところがほしい人ですか？
・動機のために手口をした？
・西を向いていましたか？
・このためにあるお店に行きましたか？
　↓
これらの質問をもとに解答内容や反応を見て、
７人でやって、私服警察官役を残し、見事にクリアしていました。
クリアした瞬間、大きな拍手が起こっていました。

またおもしろい展開がありましたらご紹介します。